憧れの二人は女王様と召使い?
第4章 告白
「付き合ってください!」
そっちから言ってきたくせに
数日後
「別れて」って言うのもそっちだ
でも止めない
別に好きじゃないし数日で愛は芽生えない
でも、彼は違った
「一目惚れしました。付き合ってください」
これが慧人と初めての出会い
噂には聞いてたけどまあ顔はいいかな…
でも、どうせこの人も顔だけ見てる
私のうわべしかしらない
だから答えは
「ごめんなさい…私今は彼氏とか興味なくて…」
私は断った。
「興味ないの?好きな人とかは?」
「どっちも興味ないかな?今のままで十分」
「よっし!好きな人いなくてよかったぁ…」
は?なにいってんの?こいつ
「そりゃ初めましてだもんな、フラれるのは覚悟してたんだ…
でも、まだ可能性があるって分かって安心した…」
可能性って…0なんだけど
ごめんねごめんねー
私は心の中でめちゃくちゃ笑った
「これからは好きになってもらえるように頑張る!」
まじかよ
出ました、諦めませんよ宣言
ストーカーじゃん
ま、せいぜい頑張りたまえ。