憧れの二人は女王様と召使い?
第4章 告白
あぁ…今日もうるさいでちゅねぇ
静かに食うのなんか赤ちゃんでもできるのに
つか、赤ちゃんしゃべれねぇか
次の日のお昼休み
学食を通り過ぎて外へ向かった
人気がない場所を好んで
いつもコンビニで買ったジュースと甘い菓子パンを頬張る
そんなうまくないけどさ
やっぱ体に悪いものと高カロリーは最高だなぁ
それだけで2割増しうまく感じるんだから仕方ねぇ
「それでお腹膨れる?ちゃんとご飯食べないとだめだよ」
「え?」
目の前に慧人がいた
「お弁当食べる?」
右手に持っていた一人分のお弁当を軽くあげながら言った
「ありがとう。でも、それ慧人くんの分でしょ?私ももうパン食べてるし…」
「いいのいいの!一人より二人で食べた方が楽しいし」
彼は私のとなりに座った
余計なお世話
私わざわざ一人になりたくてここにいるんだから!