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憧れの二人は女王様と召使い?

第4章 告白




「昨日はごめんね?気持ち悪いよな…」


「別に……もういいから」


掘り返されるとすっごい困るんですけど



「もう!さっさと食べて授業行くわよ!時間ないんだから」


私は話を切り替えて仕方なく二人で食べることにした



「……………」


「……………」



無言で淡々と食べ進めていく

なにも話すことないし、別に空気が重いとか関係ない


「こうゆうのって意識してるって事?」


「ん゙っ!」


私は食べていたパンを喉につまらせた


「大丈夫!?」


慧人はそう言いながら私に飲み物を手渡す


落ち着かせて私はそれを飲んだ


「ったく!変なこといきなり言わないでよ!」



「ごめんね?でも、今のって図星…」


「んなわけないでしょ!?」


「じゃあそこまで驚かなくても…」



そ、そうだよね
人間に興味ない私がだっさいな…


パンつまらせるとこ

んなわけないでしょ?って何事もなく飲み込んで一言目に
冷静に言うのが今までの正解のセリフだったのに



「少しは麻理恵さんも俺の事好きになってほしいのになぁ…」


「堂々と言っても意味ないわよ、私には」


「そうだよな…
でも、昨日みたいに行動にしてみてもダメだし……
でもあと一歩だと思うから引けもしない」


「はあ?勝手な解釈やめてよね」


あと一歩ってなに?
まるで私があんたのこと好きみたいな…


いや、ないない!




あっても





付き合うことはない……





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