憧れの二人は女王様と召使い？
第4章 告白
｢バカじゃないの？｣
｢これがバカに見えるならそれで構わない｣
｢今みたいに暴言吐くわよ？｣
｢うん｣
｢表裏激しいのよ｣
｢うん｣
｢前みたいに荷物持ちとか人の扱い酷いわよ｣
｢うん｣
｢生きてる間ずっとよ？ずっと……んっ！｣
な、なに
何が起きてるの？
今…わたし、き、キスされてる？
キス！？
｢あんたほんとバカね！｣
私は無理矢理引き剥がしてそう言った
｢だってずっとこのやり取り続きそうだったんだもん
全部分かってるよ｣
｢なにが分かってるよ！
大体、私まだあんたに好きなんて言ってない！｣
｢まだって言うつもりだった？｣
｢え、あ……｣
無意識
本当の無意識のうちにそう言ってて
戸惑った…
好き
好き？
今までそんな感情思ったこと無かった
でも、無意識って事はやっぱ……
｢き、嫌いではない…！！｣
｢……………｣
｢……………｣
｢……ぶっはは、本当に往生際悪いよね｣
｢笑うな！仕方ないじゃんか、キャラじゃないし…｣
｢麻理恵さん｣
彼は微笑みながら私の目を見た
｢よろしくね。｣
｢……うん…こちらこそ｣
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