憧れの二人は女王様と召使い?
第5章 5
沙紀は恥ずかしそうに
お弁当のふたを開けると
中身も女子らしいもので
別に気にするようなとこはない…
美味しそうだし
可愛らしいハートのつまようじとか、女子力感じるわ
「うまそうじゃん!恥ずかしがることなんてないよ」
「そうだよ!ね?食べよ?
私このミートボール食べてもいい?」
「へっ、あ…」
私は不安そうな沙紀を横目に
構わず食べた
「うん!美味しいよ、沙紀さん!料理上手なんだね」
うん、うまい
まあ慧人のには敵わんがな、ふっふっふっ
いわいる普通のラインだな
「ほんと?よかった!
安心したらお腹すいちゃった…
私も麻理恵さんの食べてもいい?」
「もちろんどうぞ」
「じゃあ、俺も…いただきます」
「いただきます!」