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憧れの二人は女王様と召使い?

第5章 5




「ん……」



不意に頭に温もりを感じた


「起こしちゃった?」


その声で目を開ける



いつの間にか寝てたんだ



外は真っ暗で起きないようにか慧人は電気も着けないでいてくれた


「ご飯出来てるよ?」


「まだ眠い…」


「食べないとだめだよ。ほら、アイスも食べていいから!」


「分かってる、分かってるけど…
もう少しちゃんと目が覚めるまで付き合いなさいよ……」


「頭撫でろってこと?」


彼はいたずらっぽく笑いながら言った


「別に…そんな事言ってな……」


言い切る前に元から頭にあった手が優しく行き来した



とことん私らしくないな…



でも、これは悪くない



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