憧れの二人は女王様と召使い?
第6章 今までと同じ…?
「いただきまーす!」
「「い、いただきます…」」
え、なんで今日も沙紀と食うことになってるの?
沙紀はなぜか今日も
お弁当作ってきましたー!一緒に食べましょ?キャピキャピ
みたいな?
昨日から一緒に食べるの当たり前!るんるん
みたいな?
私達仲良し!ニコイチ
みたいな?
なんでやねん!
沙紀は当たり前のように私達とご飯を食べる
まさか…卒業まで続くとか言わないわよね?
「やっぱり、みんなで食べるのって楽しいし美味しく感じますよね!」
「あ、う、うん…そうだね」
しかも……
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ヴーヴー
授業が終わった瞬間マナーモードの携帯がなった
メールか
ディスプレイには慧人の文字
「今日食堂!」
たったその一言だけが書かれていた
は?来いってこと?
今日弁当持ってきてなかったっけ?
朝には持ってた気がするのに
ったく、昨日もハンバーグ食べれなかったのに
食事管理ちゃんとしろよな
私は仕方なく食堂に向かった
すると……
彼は一人ではなく沙紀と一緒にいて
楽しそうに話をしているようだった
なるほど
呼び出したのはそうゆうこと
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てゆーか、いつも私と学食来てたのに
なに彼女の前で二人だけで仲良さそうにイチャイチャしてんだか…
本当にこの子は私をイライラさせる天才かしら?
感情とは裏腹に慣れたように綺麗な微笑みが浮かべる