憧れの二人は女王様と召使い?
第6章 今までと同じ…?
うーん…
どこにしようか……
お店の近くに来たはいいものの
どのお店に入るかまだ迷っていた
ヴーヴー
?
メール?
また慧人だ
なになに
「ごめん!もう少し遅くなりそう…」
メールにはそう書いてあった
は?今日もハンバーグ食べれないってこと!?
マジで針を用意することになるとは…
てゆーか、なんでそんな遅くなるわけ?
まさか…沙紀とまだ一緒とか……?
いや、そんな事あるわけ…
そう思っても頭の中で嫌な予感がぐるぐると駆け巡る…
そうじゃないことなんて本人に聞かなければ誰も証明できない
ましてや嘘ついて隠されたら誰にも本当の事なんか分からない
なによ!慧人のくせに!
私の約束破るなんて百万年早い
「絶対早く帰ってきて!」
私はそう慧人にメールに返事をした
「麻理恵さん晩御飯も作るんですか?」
「そっか…麻理恵さん毎日大変ですね」
ふっと沙紀の言葉を思い出す……
し、しょうがないなぁ!
ハンバーグ食べれないの嫌だし?
遅くから作られたら寝る時間に出来そうだから?
今日くらい私が作ってやろうじゃないの!
そしたら、絶対帰ってくると信じて
私は進む足をスーパーへと変えた