憧れの二人は女王様と召使い?
第6章 今までと同じ…?
「…………」
「…………」
「………ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!遅い!」
あれから30分、1時間時計の針が進んでも帰ってこない……
ここまで遅いことある?
あ!そうだ、メール!
返事来てるかもしれない
私は急いで携帯を探し
メールが来てないか確認した
返事、来てない…
新着問い合わせのボタンを押してみる
もちろんとゆうように
――新着0件――
と表示された
私の返事すらしないってこと?
いい度胸してんじゃない
帰ってきたら許さないんだから
帰ってきたら……
帰ってくるの?
時間は今も刻々と過ぎていく
沙紀と本当に一緒にまだいるの?
「ふふ…そうだよね……ふふっ」
沙紀いい子だもん
綺麗で
女子力高くて
料理できて
明るくて
性格よくて
そんで、それは裏表のない純粋にただただ性格のいい子だもん。
私のが負けてる……
そりゃ私が男だったら迷わず沙紀の方を好きになる
「当然の結果よ……」