憧れの二人は女王様と召使い?
第7章 王女様と王子様
「ありがとうございました」
運転手にそう伝えて
大学前のバス停で降りる
よし、今日も頑張るぞ!
私はそこからスイッチをいれたように
常に微笑み慧人のとなりを歩く
「慧人さーん!麻理恵さーん!」
振り返ると沙紀が手を振りながらかけてくる
「今日もお弁当作ってきました!自信作ですよ」
そう言って私達とゆうより慧人に笑いかける
………分かってる、分かってるけど
目の前で慧人と沙紀の姿を見ると不安になる
だけどその事も一緒に食べたくないことも抑えなきゃ
「ほんと?じゃあ今日はとびっきり期待しようかな」
「ごめんね!今日は、ってゆうか今日からまた別々で食べない?」