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school life

第4章 school life~辛い嘘~

 次の日の朝も十夜は、俺の家に来る。京子と共に。最初は、出なかったが……やけにうるさい。俺は渋々、玄関に出た。二人を見たくない。俺は、


「お前らとつるむのやめるから、二人でラブラブしとけば」


 と投げやりに言う。でも、本当はそんな言葉を言いたくない。京子と居たかった。でも、一緒にいたら悪くない京子を責めてしまいそうだったから。


 なのに十夜は、俺の気も知らないで俺にキツい言葉を吐き出す。親友なのに気持ちをわかってくれなかった。腹立って十夜に殴りかかる。そして、殴った。なのに……十夜は、やり返さない。それが余計に腹立った。


 十夜は、京子を連れて学校に行った。

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