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school life

第4章 school life~辛い嘘~

 俺は、それから人を信じれなくなり心を閉ざす。俺は、寂しさ紛らわすために女に優しくした。元々、顔のいい俺は、すぐにモテるようになった。彼女だって作るが、やはり続かない。


「ねぇ? 歩、聞いてるの?」


 彼女は、俺に聞いた。


「ごめん、他頼って。めんどいの無理」


「っ……くっ……」


 彼女は、泣く。俺は、立ち上がり彼女のそばを後にした。背中を向いて歩き出す。ごめんな……。俺も泣く。


 京子を思い出すからもう二度と、いじめに関わりたくないんだ。逃げているなんてわかっている。京子を思い出すたびに思う。京子を好きだと。でも……北咲とヤッた京子と付き合いたくない。京子と仲直りしたいが十夜とラブラブな京子を見たくない。だから、俺は自分の気持ちに嘘を塗り重ねて、また都合のいい新しい彼女を探す。


 面倒くさいのは、嫌いだ。今日も俺は、嘘をつき続ける。




End

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