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school life

第5章 歪む心~school life~

そして次の日。

 教室で担任は言った。

「突然だが草川は今日で転出することになった」

 その瞬間、うるさかった教室は静まり返った。

「草川、何か一言」

 私は前に行く。そして、軽く礼をする。

「今までありがとうございました。そして、短い間でしたがお世話になりました」

 その日も私はたくさんの人に囲まれていた。私が京子に謝ることはなかった。私はわざとそういう選択をしたのだ。

 これからも私の過ちは消えない。私は死ぬまで後悔という名の十字架を背負って生きていくことだろう。



End

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