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犬猿の仲良し

第10章 寂しいって言え

健「落ち着いたか?」
璃「誰のせいだと…今何時だ?」

健太が時計を見て時間を確認する。

健「3時…」
璃「マジ?」
健「夜中かよ…」

ふあーっとあくびをする健太。

璃「目冴えてんだけど」
健「それなー。ってお前すげー顔www」
璃「は、何?」
健「それは冴えてるって言わねーよw」

俺は洗面所へ向かった。
鏡を見ると、健太に言われたとおり凄い顔をしていた。
目は腫れてるし、やつれている。

璃「ひでー顔…」

俺は自分の部屋へ戻った。

健「おかえり。ヤバかったろ」
璃「風呂入るわ」
健「あ、じゃあ俺も入ろー」
璃「……………………………何で?」
健「え、時間を有効に使う…的な?」
璃「いや、時間はたっぷりあるから待ってろ。それとも先に入るか?」
健「そーいうんじゃなくてさ!男同士だし気にすることねーじゃん。それに子供の頃よく一緒に入ってただろ」
璃「何年前の話だよ!」
健「9年前」
璃「正解」

このあと、渋々承諾した。

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