
犬猿の仲良し
第14章 考える男
登校中、健太が頭から離れなかった。
今までの全部の出来事が蘇った。
しかもかなり鮮明に、はっきりと。
何かもうどっと疲れが…。
この扉開けたら…いるんだよな。
ガラッ
俺が教室の扉を開けた瞬間、クラスメイト全員の視線が一斉に集まった。
何だ?!
流石にびっくりしたので、冷静を装う事は出来なかった。
すると、今度はひそひそと俺の顔を見ながら話し始めた。
何ですかこれ?
いじめ?
健太…まさかクラスメイト全員で俺のことをいじめようっていう根端か?!
くそ野郎、俺は負けねーぞ。
俺は視線を気にしていない振りをして自分の席に座った。
あれ?
隣は空席だった。
健太がいねぇ。
鞄がねぇ。
まさか休み?
ちょっとほっとしたような残念なような。
じゃあこれはいじめじゃなくて何?!
晴はどこだ。
キョロキョロと晴の姿を探したがどこにもいなかった。
でも鞄は…あるよな。
こんな時だけ他のクラス行きやがって。
俺は普段ずっと健太と一緒に居たからか、クラスの友達が少ない。
クラスメイトの名前と顔が正直一致しない。
まぁこのクラスになってから間もないという事もあるが。
健太は友達が多かったかな。
晴ぐらいだ。
俺に話しかけてくれるのは。
俺は窓を見て、出来るだけ皆の方を見ないようにした。
トントン
璃「ひっ」
俺は小さく悲鳴をあげた。
誰かに背中を叩かれたようだ。
ゆっくりと振り向く。
?「よっ!おはよ-!」
クラスがざわついた。
璃「はよ…えっと」
誰ですか?!
いや、知ってる。
こいつ、授業中うるさい奴だ。
クラスに1人はいるムードメーカー的な奴だ。
えーっと、誰?
朝「あさひ!近藤朝陽(こんどうあさひ)!俺の名前知らないの?!」
璃「朝陽か。わりー、知らなかった」
朝「マジ!!じゃあ覚えとけよ!」
声が馬鹿でけぇ。
健太よりうるせーな。
イケメンの癖に俺に何の用だ?
朝「今日、健太休み?」
知らないよ!
俺が聞きてーわ!
璃「多分そうなんじゃね?あいつ寝坊はしないし」
朝「よく知ってんだな!付き合ってんの?」
は?
どいつもこいつも何で俺らが付き合ってるように見えるんだ。
璃「やめろ、冗談じゃない」
俺は笑って見せたけど内心は全然笑えなかった。
ていうかそれだけ聞きに来たのか?
今までの全部の出来事が蘇った。
しかもかなり鮮明に、はっきりと。
何かもうどっと疲れが…。
この扉開けたら…いるんだよな。
ガラッ
俺が教室の扉を開けた瞬間、クラスメイト全員の視線が一斉に集まった。
何だ?!
流石にびっくりしたので、冷静を装う事は出来なかった。
すると、今度はひそひそと俺の顔を見ながら話し始めた。
何ですかこれ?
いじめ?
健太…まさかクラスメイト全員で俺のことをいじめようっていう根端か?!
くそ野郎、俺は負けねーぞ。
俺は視線を気にしていない振りをして自分の席に座った。
あれ?
隣は空席だった。
健太がいねぇ。
鞄がねぇ。
まさか休み?
ちょっとほっとしたような残念なような。
じゃあこれはいじめじゃなくて何?!
晴はどこだ。
キョロキョロと晴の姿を探したがどこにもいなかった。
でも鞄は…あるよな。
こんな時だけ他のクラス行きやがって。
俺は普段ずっと健太と一緒に居たからか、クラスの友達が少ない。
クラスメイトの名前と顔が正直一致しない。
まぁこのクラスになってから間もないという事もあるが。
健太は友達が多かったかな。
晴ぐらいだ。
俺に話しかけてくれるのは。
俺は窓を見て、出来るだけ皆の方を見ないようにした。
トントン
璃「ひっ」
俺は小さく悲鳴をあげた。
誰かに背中を叩かれたようだ。
ゆっくりと振り向く。
?「よっ!おはよ-!」
クラスがざわついた。
璃「はよ…えっと」
誰ですか?!
いや、知ってる。
こいつ、授業中うるさい奴だ。
クラスに1人はいるムードメーカー的な奴だ。
えーっと、誰?
朝「あさひ!近藤朝陽(こんどうあさひ)!俺の名前知らないの?!」
璃「朝陽か。わりー、知らなかった」
朝「マジ!!じゃあ覚えとけよ!」
声が馬鹿でけぇ。
健太よりうるせーな。
イケメンの癖に俺に何の用だ?
朝「今日、健太休み?」
知らないよ!
俺が聞きてーわ!
璃「多分そうなんじゃね?あいつ寝坊はしないし」
朝「よく知ってんだな!付き合ってんの?」
は?
どいつもこいつも何で俺らが付き合ってるように見えるんだ。
璃「やめろ、冗談じゃない」
俺は笑って見せたけど内心は全然笑えなかった。
ていうかそれだけ聞きに来たのか?
