
犬猿の仲良し
第16章 世界は広がる
璃「上辺だけ?」
神「あいつは顔も体型も申し分ないし明るいしムードメーカー的な存在だ」
璃「ベタ褒めだな」
神「でも男として決定的なところが欠落している」
璃「どこだ?」
聞くと、神楽がびしっと人差し指を俺に突き出して答える。
神「性格だ。この心の広い神楽様が言うんだから間違いねぇろ」
花「自分で様って…」
神「あん?」
花火の悪態に、神楽が目をつけた。
めっちゃガンくれてる。
璃「性格が悪いのか…」
神「悪いなんてもんじゃねぇ。欲しいもんはどんな手を使っても手に入れるって感じだ。だからてっきり健太が居ない日を狙って璃玖に告ったんじゃねぇかと思ったんだが…」
璃「あー…もういいよ」
花「もういいって?」
璃「ここで朝陽の悪口がヒートアップしたら駄目だ。教えてくれてありがとう。でも他の話を頼む。俺、何にも知らないんだ」
俺がそう言うと、2人は黙り込んだ。
何だ?
もっと悪口言っていたかったのか?
盛り上がる話題は人それぞれだもんな…。
神「…」
花「やばいね」
璃「え?」
何が?
神「これ以上この俺様を惚れさすなってんだ。」
璃「はぁ?」
こいつ本当に頭がヤバい奴なんじゃないか。
神「…で、何が聞きたい?」
璃「そうだな…俺達の見え方」
神「んん?」
神楽と花火が同時に首を傾げた。
俺は分かりやすいように言い方を変えた。
璃「俺と健太は何で付き合ってるように見えるんだ?」
神「なるほどな!…醸し出される雰囲気とかじゃねぇの」
璃「雰囲気だけでそう思うか?普通」
花「なんて言うか…2人の間には立ち入る隙が無い、そんな感じ」
璃「そうだったのか…」
俺はその言葉を疑うこともせず受け入れた。
否定することも無かった。
立ち入る隙が無い。
なるほど、と思ってしまった。
神「悪くは思ってなかったぜ?つーか羨ましかった、その雰囲気が。そんで俺は璃玖に憧れていた。」
璃「何で俺だけ…」
神「健太は…でかい」
璃「は?」
でかい?
どういう意味だ?
それで言ったら俺は小さいって事かよ?!
神「あいつは顔も体型も申し分ないし明るいしムードメーカー的な存在だ」
璃「ベタ褒めだな」
神「でも男として決定的なところが欠落している」
璃「どこだ?」
聞くと、神楽がびしっと人差し指を俺に突き出して答える。
神「性格だ。この心の広い神楽様が言うんだから間違いねぇろ」
花「自分で様って…」
神「あん?」
花火の悪態に、神楽が目をつけた。
めっちゃガンくれてる。
璃「性格が悪いのか…」
神「悪いなんてもんじゃねぇ。欲しいもんはどんな手を使っても手に入れるって感じだ。だからてっきり健太が居ない日を狙って璃玖に告ったんじゃねぇかと思ったんだが…」
璃「あー…もういいよ」
花「もういいって?」
璃「ここで朝陽の悪口がヒートアップしたら駄目だ。教えてくれてありがとう。でも他の話を頼む。俺、何にも知らないんだ」
俺がそう言うと、2人は黙り込んだ。
何だ?
もっと悪口言っていたかったのか?
盛り上がる話題は人それぞれだもんな…。
神「…」
花「やばいね」
璃「え?」
何が?
神「これ以上この俺様を惚れさすなってんだ。」
璃「はぁ?」
こいつ本当に頭がヤバい奴なんじゃないか。
神「…で、何が聞きたい?」
璃「そうだな…俺達の見え方」
神「んん?」
神楽と花火が同時に首を傾げた。
俺は分かりやすいように言い方を変えた。
璃「俺と健太は何で付き合ってるように見えるんだ?」
神「なるほどな!…醸し出される雰囲気とかじゃねぇの」
璃「雰囲気だけでそう思うか?普通」
花「なんて言うか…2人の間には立ち入る隙が無い、そんな感じ」
璃「そうだったのか…」
俺はその言葉を疑うこともせず受け入れた。
否定することも無かった。
立ち入る隙が無い。
なるほど、と思ってしまった。
神「悪くは思ってなかったぜ?つーか羨ましかった、その雰囲気が。そんで俺は璃玖に憧れていた。」
璃「何で俺だけ…」
神「健太は…でかい」
璃「は?」
でかい?
どういう意味だ?
それで言ったら俺は小さいって事かよ?!
