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「ありがと」


　琉依は、涙を拭いて笑った。琉依も女の子らしいとこがあったんだなぁとか思った。その後、悠と優美が一緒に来た。


「こんちわー」


「こんにちわ」


「あっ……悠さん、優美さん、これメンバー全員に作ったのでどうぞ」


「ありがとな」

「ありがとうございます」


　二人も一緒に来たのでそういう関係なのだろうか？　とか思ったが聞くのをやめた。二人は、リーダー的な感じだからライブの話かもしれないと思ったからだ。次に来たのは、奏華と苺だ。


「ども……」

「こんにちわぁっ」

「奏華さん、苺ちゃんこれメンバー全員に作ったのでどうぞ」

「……ありがと」

「ありがとぉー」


　苺は、そう言うとギュッと抱きついて来た。


「苺ちゃんのだけイチゴチョコだからね」


「わーい！　由璃ちゃん、大好きぃ♪」