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Dream Kiss~それぞれのバレンタイン~

第1章 バレンタインラブ~由璃編~

 一番遅くに大輔が来た。両手に紙袋をもって……。


「ゴメン、ゴメン。女子校の奴に捕まって。こんなもらった。太っちまうよ。あっ……トイレ行ってくるわ」


 大輔は、紙袋を置いて部屋を出た。


「由璃、大輔に渡さないの?」


 と琉依。


「あんなもらってるし……」


 複雑な顔をして私は、答えた。


「渡しなよ」


 琉依は、そう言った後、私の耳元で言った。


「好きなんでしょ?」


「っ……」


 赤くなる。そんな話をしていると大輔が戻ってきた。


「お待たせ」


 その後は、ライブの練習をした。




「そろそろ帰るか」

 悠が言った。


「そうね。そんな時間ね」


 と優美。


「お疲れ様でした!」


 みんなが帰って行った。

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