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Dream Kiss~それぞれのバレンタイン~

第2章 ドリームバレンタイン~大輔編~

 今日はバレンタイン。俺は男子校なのに近くの女子校から、女子がチョコを渡しにわざわざ来る。


「結城くん~いつもライブ見てますぅ」


 ……またギャル一人。


「あっ……ありがとう」


 俺はあくまで笑顔を崩さない。そんな感じでチョコが嫌いになりそうなくらい沢山もらった。紙袋二つ分。


「大輔くん、モテモテ~」


 俺のダチが言う。


「うっせーてか大輔くんってなんだよ? 気色わりぃ」


「大輔く~ん、愛してるわぁん」


 ダチが投げキッスをしながら、ふざけて見せる。

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