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リモーネ

第5章 ペチュニア



「ところでセナちゃん。」

「なんです?」

プチ(?)喧嘩からしばらくして、かえではいつも通りのかえでとなり、それはセナも同じくだった。

「お尻、ちゃんといじってる?」

「なっ…!」

「はははー顔真っ赤ーかーわいー」

へらへらと茶化すかえでに少し腹が立ち、おもわず、

「ちゃんとやってますよ!!」

と本当のことを言ってしまった。もちろんいうつもりはなかったのだ。

思わぬ返答に顔を赤くするかえで。

同じく後悔と恥辱で顔を赤くするセナ。

「へ、へー、ちゃんと毎日さわってるんだぁ。偉い偉い…」

ほめつつもその視線は右へ左へ、上へ、下へとせわしなく動き、尻の居所が悪いのか、何度も座り直したりする

「そ、うでしょう。」

一方、見事なカウンターを食らわせた男はこうなったらやけだと言わんばかりに開き直ろうとする

「…じゃぁ見せてよ。」


前に、神崎樹に媚薬を盛られた…いや、自ら盛られにいった日、尻の穴を男のナニが入るように拡げると言うことをかえでに教えられ、日々実行するように要請された(がそのことを元々知っていた)セナは、その日を境にお尻の穴を使ってするオナニー、いわゆるアナニーにはまっていた。

元々ムッツリの才能があったか、家に誰もいなかったか、その両方かは本人にしかわからないが、たぶん両方だ。


「…いいですよ。ただし、かえでは見てるだけですからね。」



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