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リモーネ

第5章 ペチュニア



こうなりゃやけだという投げやりスイッチの入ったセナは、服をポイポイと脱ぎ捨て、ベッドに座り、こないだかえでが置いて帰ったローションを手にとる

「ちゃんとみててくださいね。」

セナの自暴自棄な、めんどくさそうな、なんというかアンニュイな雰囲気にむしろ興奮したかえではゴクリと生唾をのむ

ベッドに座るセナと床に座るかえででは、丁度股間が目の前になる高さであるが、セナは気にせず、かえでは鼻息を荒くする

セナはすこし後にずり下がって壁にもたれかかる。
そして膝をたて、そのまま足を左右に広げる

「まだね、勃ってないんですよ。」

自分の元気のないそれを見てそう言い、昨日したばかりだから、とかえでに視線を移しつつ言葉を続ければ、かえではびくりと肩を揺らす。

「…かえで、ゴム、持ってないですか。」

「ん、あ、もって、る、ゴム持ってるよ!」

「ください。洗えてないので…ありがとうございます。
というか、ヤル気満々ですね。」

「んぐ…あ、ったりまえでしょ。若いんだし、セナちゃん好きなんだから!」

「ありがとうございます。」


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