
リモーネ
第6章 サンショウ
しばらく深呼吸を全身の力を抜くように頑張っていると、だんだんとかえでの顔が穏やかになった。
「ありがとう、セナちゃん…」
「う?え、はい。あの…さっきは締め付けてしまって申し訳なかったです?」
「いや、ぜんぜん、そこじゃなくて…まぁいっか、んよいしょっと」
なにかを言いどもったかえでは体を起こし、手を後ろへやる
カチッと言う音がして、ケータイのバイブレーションのような音がなり、俺のナカのが跳ねる
「!?」
「…ふっ、気持ちいいね~…」
そうか、バイブだもんな、卑猥というかなんというかって感じの色と形だったもんなぁ…現物初めて見たな
「ね、セナちゃん、動いていい?」
「ぅえっ?はい、どうぞ??」
「くぁーっ、かわいい!!」
顔中にキスを落とされた
「あば、かえ、で、かえで…」
ん?なに?といわんばかりの顔に超絶至近距離で見つめられる
…かわいいのはどっちだか
「あ…の、口、は?」
してほしいと思うがままにそう言ったが、かなり恥ずかし…
「する」
即答されてよかった。
が、かなりディープなのをかまされてしまった。
