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リモーネ

第7章 ツツジ





「かえで、ねぇ、かえで。」

「ん…あにぃっ…あんっふぁ…あ」

「はぁっ…かわいい。かわいいよ。かえで、ね、ね、好き。かえで。あ。しまっ…ちゃ、って…あ、あ、や、出ちゃ…や、気持ちぃ…腰、とけちゃう…」

愛しい恋人、セナにガツガツと、でも優しく。

自分がさっきまでうん(自粛)



…まぁ、セナはどういう弾みかセックスにのりのりで、欲望がもろに出ているようだ。もともとスタミナがあるとは思っていたが、ここまで、性欲が強いとは。

そんなことを考えていると、セナちゃんに思いっきりいいところを突かれて体を右によじる

そのとき、ふと、ベッドの右にあるローテーブルの上の小瓶が目に入った。

…すごく嫌な予感がするのは俺だけだろうか。


「んぁ。ね。セナ…ぁ。」


すごく嫌な予感がするが、真実を確かめるに越したことはない。

「んふ…あ…どしたの、かえで。」


俺の呼び掛けにセナは腰の動きを止める


「机の。瓶。なに?」


それに、ふぅと息をつきながらセナに問いかける



「びん…?



あ、神崎先輩がね、かえでが寝てるときに過呼吸になっちゃったら、僕が半分飲みなさいって。」




樹のばかやろう。2回目じゃないか。



「…後、半分は?」


「ちょっと待って…ん…」




そう言いながらセナはわざわざ俺のなかから自身を抜き、ローテーブルのところへいった

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