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「…そのときに、俺をすごく可愛がってくれる警察の人がいたんだよ。男だったから最初はほんとに怖かったんだけど、俺のひとつ上だって言う少年をつれてきたんだ。」

「あ、それが恋人ですか？」

「そう、それが…いっちゃんなんだけど…」

「？？？？？」

「ごめん、ひくよね、ほんとに、ごめん…」

俺が言葉を失ったのに過剰に反応して俺から物理的に遠ざかる

「いや、ひいてはないですが、仲がいいなぁとは思ってましたが、まさかそういう関係だったとは思い付かなかったもので。」

「はは…だよね。」

「話してくれてありがとうございます。」

「え？」

「？」

「あ、いや、追求しないんだなと思って」

「いや、たぶん、俺は今、ざっくりとしたことしか聞いてないんでしょうけど、かえで、これだけ話してくれるのに、すごく体力使ったんじゃないですか？」

「あ、まぁ」

「その事だけで、嬉しいです。」