
リモーネ
第4章 ツルバラ
「大体さーなんでW●i持ってきてんのに(持ってきたのは神崎先輩)キューブのコントローラーでキューブのゲームしなきゃいけないのぉーー」
「うるさいですかえで先輩」
「あっはは~セナちゃんツンツン~ンンン!?
(俺死んでる!?!?)」
「セナ強い!!なんでこんな強いの!?」
「俺、外で遊ぶのが嫌いすぎて、ずっとこれやってたんですよ。
家にあったゲームの一番新しいのこれだし、これしかすることなかったし。」
「セナちゃんがまさかゲームできるとはねー。びっくりしたよー。」
「…ずっとひとりで百人倒しのとこの無限をアイテムなしストックなしHP減少のやつでやってたんですよ。」
まぁ、耐久なんですけどねと付け足したセナの笑顔を見て、神崎と凪は思わずセナの隣を陣取るかえでを押し退けてセナを固く抱き締めた。
