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リモーネ

第5章 ペチュニア



うわ…自分じゃないんだ…

…あれ?そういえばかえで先輩の手って、どんなだったっけ…なんか、骨ばってて、右手はそうでもないけど左手には剣道してる人特有のタコがあって、全体的に硬いけど、でも弾力があって…

『俺、君に人目惚れしちゃった!』

『ははっ…ほんっとセナちゃんってかわいいよ。』

『俺、セナちゃんのこと、好き。』

『まってた…』

『俺今、人生ん中で一番嬉しい!』

『俺も!大好き!』



少し緊張した顔、呆れたように眩しそうに細められる瞳、うつむき気味の微笑み、頬を紅潮させて見開かれた目と半開きの口、弾けるような笑顔、幼児のようにはしゃぐ姿。


目を瞑って今まで見た表情豊かなかえで先輩の姿を頭に巡らせながら自分の誇張してきたモノを恐る恐るなぞる

それだけじゃ我慢できなくなってズボンに手を突っ込んで直接触る

「っふ…ぁ…」

とてつもなく久しぶりのような感じがするその刺激に思わず声を漏らす



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