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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第8章 偉大な人に会うも、横道に逸れるあの頃

 大学なんて行くつもりはなく、なんとかアルバイトでお金を貯めて、調理師学校に行きたいと頑張っていた頃、新たな目標が生まれる。


 車の免許が欲しい。


 調理師学校の分と自動車教習所の、2つの学費を稼ぎたい。


 んなもん、アルバイトだけ掛け持ちで貯めるなんて無理。


 だから、高3では就職活動をすることに。


 王将の店長さんからは、「高校卒業したら、うちに正社員として働いたらどうや」と言われたが、確かに料理を志したいが、王将じゃないんだな。


 確かにアルバイトだけど、ラーメン、炒飯、天津飯、回鍋肉は覚えて作らせてもらった。


 今でも、王将なみの味は作れますよ。


 マジックショップはあくまでアルバイト。正社員はなかった。


 卒業したら、就職することを決め、卒業のテスト勉強とアルバイトで過ごす日々。


 ある日、マジックショップの責任者が「明日は入られないか?」と聞いてきた。


 まあ、その日はたまたまなにもアルバイトは入っていない日。


 学校が終わってからなら、すぐに入れると言った。


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