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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第4章 お父さんのお土産と西くんからのプレゼント

 せめて、置く場所を提供しろよと。


 そしたら、こんなに溜めるなと言われる。


 机の棚には図鑑と教科書が並べてあって、置くスペースなし。


 捨てるなら一言、声をかけろと言うと、「声をかけても一緒でしょ」と、確かに!!


 それも、西くんからもらった、大事な本まで捨てられた。


 もう、頭にきてね。こっちの主張は無視かと言わんばかりに、やり返した。


 お母さんのよそ行きの服をハサミでズタズタにしたのよ。


 もちろん、怒られた。だが、こっちはこっちで、先にやったのは誰だと、家のカーテンズタズタにして、さらに怒られると腹いせに家の畳に穴を開けて(自分の頭が入るくらいの大きさ)。


 お父さんとお母さんに「なんで、ここまでする必要あるのっ!!」と、当時はボコボコにどつかれて。


 お母さんに対して「お前が本捨てたからやろっ!!」て、こんな言い方。


 友達からもらった大事な本まで捨てられたことを言ったんだ。


「なんで、それを先に言わないの!!」


 これ、何度も言ってるっての。あんたが聞かんと、自分の言うことだけを押し付けてたやないのさ。



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