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僕らはずっと…

第1章 朝

side:羽山 柊(はやま しゅう)



「しゅーう。起きて。」


いつものように妹の春が起こしに来た。顔に春の長い髪が当たっている。くすぐったい。



「春、髪。くすぐったい。」


「えへへ。わざと。」



目を開けると、春と目が合って、いたずらっぽく笑っていた。

その一つ一つの行動が俺をどんな気持ちにさせているか知らないで。



「おはよ。しゅう。」


春が俺に言う。



「ん。おはよ。」


俺達の言うも通りの朝が始まった。

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