
僕らはずっと…
第12章 ふたり
電気を豆電球だけにして、布団に入ると、春が近づいてきた。
「柊と同じベッド久しぶりだね。」
「う、うん。」
ギュウッ。
「え!?」
春が春の方を向いて横になっていた俺の首に手を回して、抱きついてきた。
「ちょ、。」
やばいって。こんなん耐えられないって。
だ、だって近いし、布団の中だし、春いい匂いとか思っちゃうし。
それに、それにさ、
胸当たってるんだけど…………。
耐えろ耐えろ俺の理性。今すぐ襲いたくなる衝動を抑えろ。春が嫌がることはしないって決めただろ!!
「柊の側安心する。」
春はのんきにそんなことを言っている。普段ならかわいいその一言も、今じゃ日に油なみだよ。
俺はそんな状態じゃないってのにもー。
この天然!鈍感!
まあ、そういうとこもかわいいんだけどさぁ。
にしてもこの状態はやばい。こんなんじゃ寝れないどころじゃないって。
「はる、ちょっと近すぎ。」
そう言って春を離そうとする。
「いやー。近くがいいよー。」
ギュウッッッ。
あぁぁぁーーー。ダメだってー。やっちまった。
ねむねむ状態の春には何も聞かないんだった~。
というかさっきより近い。めっちゃ当たってるんだけど!もおいいのかわ悪いのかわかんない。
俺の胸のあたりに当たってる春の胸は柔らかくて、もう触りたくなるぐらいで、
俺がそんなに巨乳が好きじゃないとか知らないだろうけど、
なんかほんとちょうど俺が好きそうな大きさって感じかもしれない。
とかとかとかもぉ~何考えてんだよ俺ーー!
やめろー止めろー。思考停止しろー。
というかもおヤバイ。ムラムラする。ドキドキもやばい。
春の胸とか匂いとか足が触れてたりとか全部やばい。
たぶんもう勃ってる。
ビンビンだと思う……。
あーーーもお恥ずかしい。
というかどうしよう。
ムラムラ止まらない。できるだけ腰を引いて、触れないように頑張ってるけど、
もうちょっとでも近づかれたら気づかれる。
どうしよう。
