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僕らはずっと…

第2章 学校

春の優しさが痛い。

何も気づかない鈍感さにムカつく。



春の手が頭にふれてて、ドキドキする。




もうなんかいろいろ限界だ。





「何かあったのは。春でしょ?」



「えっ。」




春は驚いたように俺を見つめる。





「佐野に告白されたんでしょ?嬉しかった?」




春の顔が一瞬で赤くなった。その反応に、またイラつく。



「告白、されたよ。」




春が正直に答える。


「付き合うの?」





「分かんない…。まだ答えてないから。」





最初の答えは本人に。とか思っているのだろうか。





「付き合えばいいじゃん。佐野いいヤツだよ。優しいし、女子からも人気あるし。」




俺の口から思いとは逆の言葉が勝手に漏れる。


ホントは付き合って欲しくなんかないのに。ずっと俺のそばにいて欲しいのに。





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