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僕らはずっと…

第6章 怖い

最寄り駅のホームに着く。


いつもよりなんだか人が多い。



事故で遅れているというアナウンスが聞こえた。



「遅れてるみたいだな。」


「うん。学校、間に合うかな?」




「間に合うだろ。たぶん。春、はぐれるなよ?」




柊が笑いながら子供扱いしてくる。そんな柊に言い返した。



「はぐれないよ!もう大人だもん。」



「ハイハイ。」


柊が馬鹿にしたように言う。


そんな柊に私はほっぺを膨らませた。





それにしても、この状態で電車が着ちゃったら、結構なギュウギュウずめだなぁ。


我慢するしかない!


がんばろぉ。






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