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琉依短編集

第2章 蓮の花~刻む生きた証~

 あたしは、蓮の家に行った。そこにいたのは、彬だけだった。

「琉依! 何でこんなに愛してるのに、蓮兄さんなの。俺じゃダメなのか?」

 唐突に彬は、言った。

「ごめんなさい……あたしは蓮が好きだから……」

 あたしは、申し訳なく思った。

「しょうがないね。琉依、気持ちいいことしてやるよ」

 そう言うと彬は、突然キスをした。

「いやっ……」

 突然のことであたしは、驚いた。

「可愛いよ。もっと鳴いて?」

「なっ……んで……」

 あたしは、泣いた。

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