今日も明日も
第13章 にちじょう
N side
「んーーーっ」
目覚ましを気にしないで良い朝って、本当気持ち良い
布団から抜け出して
その上にぺたりと座って
両腕をぐーっと伸ばす。ついでに丸くなりがちな背中も反らすようにしたりと軽く体を解していく。
頭の後ろで、腕を組んで左右に曲げて…
ふと目を開けると
寝てるはずの相葉さんと
バッチリ目が合った。
「あ…おはよ」
何だか気恥ずかしくて目を逸らす。
だって…
昨日、あのまま風呂にも入らずに寝ちゃったから
…今の俺は、何も着てなくて。
ほら、相葉さん固まってる。
そんな格好で、布団の上でストレッチする俺が
目覚めた瞬間に飛び込んできたんだから
当たり前っちゃ当たり前なんだけど
…いかんせん、相手は相葉さんだ。
「にのー…?」
まだ寝ぼけてるうちに
さっさと風呂に逃げようとして
「うわっ!」
起き上がる為に布団についた腕を
相葉さんのそれに依って引っ張られてしまった。
いきなりの事で抗う隙もないまま
次の瞬間には相葉さんの胸の上。
まだ寝ぼけてるから、相葉さんも俊敏には動けないだろうと
嘗めてた俺がバカだった。
「なんだよ」
ちょっと悔しくて、抱き締められたまま
顔を上げて睨むけど
「もー…ダメだよ」
相葉さんはうっとりとした顔。
「何が…」
何が、なんて聞かなくても予想なんかついてる。
「んーーーっ」
目覚ましを気にしないで良い朝って、本当気持ち良い
布団から抜け出して
その上にぺたりと座って
両腕をぐーっと伸ばす。ついでに丸くなりがちな背中も反らすようにしたりと軽く体を解していく。
頭の後ろで、腕を組んで左右に曲げて…
ふと目を開けると
寝てるはずの相葉さんと
バッチリ目が合った。
「あ…おはよ」
何だか気恥ずかしくて目を逸らす。
だって…
昨日、あのまま風呂にも入らずに寝ちゃったから
…今の俺は、何も着てなくて。
ほら、相葉さん固まってる。
そんな格好で、布団の上でストレッチする俺が
目覚めた瞬間に飛び込んできたんだから
当たり前っちゃ当たり前なんだけど
…いかんせん、相手は相葉さんだ。
「にのー…?」
まだ寝ぼけてるうちに
さっさと風呂に逃げようとして
「うわっ!」
起き上がる為に布団についた腕を
相葉さんのそれに依って引っ張られてしまった。
いきなりの事で抗う隙もないまま
次の瞬間には相葉さんの胸の上。
まだ寝ぼけてるから、相葉さんも俊敏には動けないだろうと
嘗めてた俺がバカだった。
「なんだよ」
ちょっと悔しくて、抱き締められたまま
顔を上げて睨むけど
「もー…ダメだよ」
相葉さんはうっとりとした顔。
「何が…」
何が、なんて聞かなくても予想なんかついてる。