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今日も明日も

第15章 にちじょう 2nd

脱衣所に着いて

ゆっくりにのを下ろす。


立ったまま、まだ赤い顔で俯いているにの。

なかなか動こうとしない。


「ほら…脱がなきゃ入れないよ」

優しく、諭すように囁く。



「…脱がせて」


まさかの発言に

思わず俺まで真っ赤になってしまった。


「ねぇ…これ以上煽らないで」

止まんなくなっちゃうよ。

壊しちゃいそうだよ。

もう、理性なんて限界なんだけど


だけどにのは

俯いた顔を上げて

潤んだ瞳で

俺を見つめてくるから


「もう…知らないからね」


チュッと触れ合わせるキスをした後


…少し乱暴に

にのの服を脱がせていった。



自分もさっさと全部脱いで

にのの腰を抱きながら浴室に入る。


ここで

プチン、と俺の中の何かが弾けた。

抱き締めて、再びにのの唇を貪る。


キスしたまま

シャワーのレバーを触って

一気にお湯を出す。


勢い良く飛び散るお湯で


…みるみるうちに

二人とも

頭からびしょ濡れになった。



唇を耳許から首筋に移動させると

にのが首を仰け反らせる。

露になった白い首回りが


酷く官能的で


「ん…っふ…」


それに伴ったにのの熱い吐息もまた

俺を夢中にさせた。


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