今日も明日も
第15章 にちじょう 2nd
存分ににのを味わってから
唇を解放する。
お互いのそれの間を
銀の糸が名残惜しげに光った。
濡れた唇をにのの耳許に寄せる。
わざといやらしく音を立てて
柔らかいそこを舐めた。
「お風呂…入ってないよ」
「…そんなの、いい」
「俺が気になるの…」
にのが俺の胸を押して、体を離す。
「じゃあ…一緒に入ろ?」
「ん…」
やけに素直。
今日のにの、やっぱりいつもと違う。
だけど
思い詰めてるとか
そう言う
嫌な感じではないんだよね…
「湧かしてあるから、行こ」
にのの腰を支えて
そっと立ち上がらせる。
さっきのキスで
力がうまく入らないにのは
俺にしがみついた。
「相葉さん…抱っこ」
マジか!
にのが甘えてる!
可愛すぎるってば!
もう…知らないよ?
朝まで寝かさないよ?
「んふ。任せて」
にのをお姫さま抱っこする。
抱き上げると
ギュッと俺の首に腕を回してきた。
その顔は真っ赤で
恥ずかしさからか
プルプルと少し震えている。
それなのに
積極的にくるにのが
愛しくて仕方ない。