今日も明日も
第16章 みつのあじ 2nd
「イこ…っ相葉さん…一緒に…っ」
掠れた声でにのが応えたのを引き金に
俺はにの自身を握り込み
そこを扱きながら
更に中を激しく突き上げた。
「あ…っイク…っ相葉さ…!!」
「にの…!俺も…っ」
ドクン、と自身が大きく震え
次の瞬間には
にのの中に全てを注ぎこんだ。
程なくして
「あああ…っ!」
にのも、俺の手の中に
熱い白濁を放ち
力の抜けた体がベッドに崩れ落ちた。
ぐったりとして、動けないにのの体を
綺麗に拭いて
後ろの後始末も終えてから
にのの隣に横になる。
頭の下に腕を差し入れて
腕枕をしてやると
無意識ににのは俺の胸に顔を埋めてきた。
渇望していた体が満たされた喜びに
自然と顔が綻ぶ。
すうすうと気持ち良さそうな
にのの寝息に
幸せが込み上げる。
「愛してる…」
「俺も」
「へっ?」
眠っていると思ってたにのが
んふふ、と笑って俺を見上げた。
「起きてたの?」
愛しい塊を抱き締めてやる。
「さっきね」
にのも、俺の首に腕を回した。
「ね…明日、休みだね」
「うん。潤に聞いた」