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今日も明日も

第17章 君がいるから スピンオフ



「んふ…ちゃんと持ってきたの」


ポケットから取り出されたのは

小さな瓶に入った

薄いピンク色の…ローション



「何で…」

そんなもの、用意してるんだよ

「さあね」

でも、あって良かったでしょ


いけしゃあしゃあと言ってのける相葉さんは

冗談ぽい言葉とは裏腹に

ギラギラした雄の目をしていた。



もう、逃げられない


相葉さんが欲しい。


でも

見られてしまうかも知れない恐怖は

相変わらず纏わりついていて

どうして良いか分からないジレンマに襲われる


「あ…!くぅ…っ」

戸惑っている間に

ローションを絡ませた指をいきなり挿れられる。

突然の圧迫感に、ビクリと体が跳ねた。


不思議と痛みは感じなかった。

強い異物感はあるけど

何故か相葉さんの指をスムーズに受け入れている

そんな自分が信じられなくて

恥ずかしくなって


相葉さんの肩口に顔をうずめた。

「ん…っはぁ…あっ」

増やした指も

難なく飲み込んでいって


馴らすように動くそれが

確実に快感を引き出している事実に


キツく目を閉じて

気付かないフリをする。

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