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今日も明日も

第21章 はっぴーばーすでー


6月と言えば

何と言ってもアレ


大好きで最愛の

にのの誕生日


今年は何をあげようか

何をしたら喜んでくれるかな?


考えるだけでも楽しいのは

相手がにのだから



「相葉さん…キモイ」

隣に寝そべってるにのが、ぼそっと呟いた


その蔑んだ目、やめようよ…

仮にも、俺…恋人だよね?


「さっきから…何ニヤニヤしてんのよ」


あれ、ゲームしてたんじゃないの?

何で俺の表情、知ってるの?


あ、そっか

「にの、俺の事見てたの?」

んふ。当たりでしょ


「は?」

「だって…ゲームしてんのに、何で俺がニヤニヤしてるの知ってるの」


にのの顔が、ぶわっと赤くなった

かーわいいなぁ


「み…見てない!」

あ、枕に顔を隠しちゃった


「俺は、ずっと見てたけどな」

「え?」

ちょっとだけ顔をずらした上目遣い

いつ見ても色っぽい


「にのの顔、ずーっと見てても飽きないよ?」

「…俺は見せ物じゃねぇよ」


ボスッと顔を埋めてた枕を俺にぶつけてきた




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