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今日も明日も

第22章 のんりある 旅行編


お腹を突き破る衝撃に、息が止まる

「かず…息、吐いて」

優しく背中を擦られて、言われるままに

何とか息を吐き出した


「ふ…っく…」


「良く、できました」

頭を撫でながら、そんな事を囁くから

「…ばか」

思わず笑ってしまう


「大丈夫?…まだ、動かないから」


これ…いつもの、優しい相葉さんだ

もしかして酒、抜けてきた?


「ばか…っ」

また、止まってた涙が溢れてきた


「も…動いていいから…っ」

ギュッとしがみつく腕に、力を入れる



「かずが…動いて?」

「え…っ」

そこには、ニヤリとした意地悪な笑顔



もう、分からない

どっちでもいい

欲しい、この人が

全部、自分のものに…したい


「ん…っふ…」

ゆるゆると、腰を前後に動かす

それだけで、敏感になった体は快感を取り込んでいくから

物足りなくて、自ら腰を押し付けた


「エロすぎ…」

相葉さんが、…熱いため息を、ついた




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