今日も明日も
第26章 100%のきもち
「あ…ああっ、はぁ…!」
室内に響く、自分じゃないような声と、お互いの荒い息遣い
どちらのものとも分からない汗が、飛び散って
シーツを濡らす
相葉さんがもたらす愛撫は、怖いくらいに気持ち良くて
蕩ける程に甘くて
苦痛のはずの行為すら、快楽に変えて
…愛されてるって実感できて
「ね、…も、イキそ…っああっ」
「一緒にイコ…っ愛してる、にの…!」
強く激しく穿ちつけられて、体が跳ねる
中にいる相葉さんが、更に熱くなる
「にの…っにの…!」
何度も俺を呼ぶ声が、どこか苦し気に変わった時
大きく体が震えたと同時に、俺の中に熱が広がっていった
「あっ、も…っダメ…っ」
すぐに限界まで勃ち上がっていた自身を強く扱かれた俺も、相葉さんを追うようにして
その白濁で、相葉さんのお腹を汚していた
力の抜けた相葉さんが、覆い被さる
体が怠いのに、その重さが心地好い
まだ熱い体が、愛おしい