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今日も明日も

第4章 すれちがい

どことなくピリッとした雰囲気に皆黙りこんだ。

でも、その空気を壊したのは他でもない相葉さんで

「ごめんね、翔ちゃん」
「雅紀?」

翔さんもビックリしてる。

「ふざけてるのは分かってるんだけど、余裕なかったの」

「いや、俺も悪ふざけが過ぎた」

「違うよ。…皆にも言わないで自分だけで抱えこんだのがいけないの」


「明日、話すから協力して!…松潤もリーダーも」

「…今日は、話せないのかよ」

大野さんが泣きそうな顔で言う。

「ごめん。今日はまずにのにちゃんと話したいの」

きっぱりと相葉さんは断った。

ちょっとだけ嬉しくなった。

「そっか。でも、仲直りはしたみたいだから良かったよ」
ふにゃっと笑って俺を見た大野さん。

…何だか恥ずかしくて赤くなる。

「あれ、何赤くなってんの?あ、もしかして仲直りのえっちでもしてた?」

すかさず翔さんが突っ込む

「なっ…何もしてないよ?!うん!」
うろたえる相葉さんは、肯定してる事に気付いてない。

相葉さんのバカ


…俺は赤くなった顔を隠すように寝たフリを決め込む事にした


End

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