今日も明日も
第27章 理由はいらない 2nd
『あ…ごめんね、忙しい?』
俺の声に戸惑ったような二宮さんの、申し訳なさそうな声色
「え!あ、違うよ大丈夫!!」
俺は自分の顔の前で、手をぶんぶん振って否定した
『そう…?』
「うん、本当に平気」
落ち着け、俺
今度は胸に手を当てた
『あのね…』
「どうしたの?」
『今、暇?…家にいる?』
「いるよ。それに、俺明日まで暇」
二宮さんも暇なら、会いたいなぁ…
『そっか』
「二宮さん、休みなの?」
ダメ元で誘ってみようかな
『え、あ、…うん』
あれ?…何か様子が変わった?
「二宮さん?」
『あのね…』
電話の向こうで、二宮さんが大きく息をしたのが伝わってくる
『今、相葉さんちの玄関の前にいるんだ』
End
but to be continue…