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「…俺はモノじゃねぇよ」

分かってるくせに出てくる憎まれ口

「そう言うとこも全部好き」

「え…」


抱き締めたまま、俺を見つめると


「言ったでしょ
…どんなにのでも、それが〝にの〟なんだから全部好き

ありのままの、…にのが好き」



…こんな事を言えちゃう相葉さんって、本当スゴいと思う

そんな人にここまで愛されちゃう俺って、どんだけだよ


だから少しは…俺にも言わせてよ
少しは素直になってあげるよ





「続きは…帰ってから聞かせてね」


え、と固まる相葉さんに、チュッとキスをしてから

俺は相葉さんを置いてきぼりにして

…先に楽屋に走っていった



End