今日も明日も
第30章 理由はいらない 3rd
「ペットボトルですいません…」
「あ、ありがとうございます」
差し出したコーラのボトルに、ペコリと頭を下げるのは
…二宮さん
何故か今、俺のアパートに一緒にいる
いやさ、嬉しいよ?嬉しくて堪んないよ?
だって
好きな人が目の前にいるんだから
ただね
その二宮さん相手に繰り広げられた
めくるめく愛の時間❤なんてのを夢とは言え
散々楽しんで
二宮さんのあられもない姿を堪能しまくって
…最後までは出来なかったけど
目が覚めても興奮治まらない俺のムス…(以下自粛)
そんな事の直後に
初めて二宮さんから着信があって
しかもうちの前に来てるなんて言われて
そうなれば断る理由なんかどこにもないし、まして会いに来てくれたんだからと
部屋に招き入れたまでは良かった
だけど、二宮さんを前にしたら
さっきまでの夢をどうしても思い出してしまって
やたら気恥ずかしいのと
勝手に出演させて、しかも乱れさせちゃったと言う罪悪感に
…どうして良いか分からなかった