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今日も明日も

第31章 夏の夜空に


「にの…力、抜いて?」

相葉さんが宥めるように囁くけど

「分かん、ない…よっ」
どうして良いかなんて分からなくて

「…ゆっくり、息吐いてごらん」
相葉さんが、背中を擦る

それに合わせるように、浅く息を何度も吐いてたら
…少しだけ、力が抜けたのが分かった

相葉さんの指が、内壁を擦る

苦しさの中に、疼く何かを感じ始めて
俺の息が、上がっていった


「ごめん、もう限界…」

いきなり指を引き抜いた相葉さんは、間髪入れずにソコに自身をあてがってきた

自身にも潤滑剤を垂らしたのか、抵抗なく中に挿いってくる

「んあ…っああ!」

だけど、指とは比べ物にならない圧迫感はやっぱり苦しくて

俺は必死に木に縋りついていた


一気に根元まで挿入されて、せっかく抜けた力が再び全身に入ってしまう


痛くないけど苦しい
なのに、相葉さんが俺の中にいる事が嬉しい


酔ってるからかな
俺、今日おかしいよ…

もっと相葉さんが欲しい
俺を、メチャクチャに抱いて欲しい

ー…そんな気持ちが頭を支配している



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