今日も明日も
第32章 ハイスクールDAYS
この高校に入学して、誰も知り合いがいなかった俺に、声を掛けてきたのがコイツだった
俺の前の席だった事もあって
『俺、この高校に知り合いいないんだよね』
ちょっと寂しそうに俺に言ってきて
『あ、俺もだよ』
…なんて、返したら
『じゃあ、友達になろ!』
満面の笑顔でいきなり握手を求めてきた
変なヤツ
…これが第一印象
だけど、何だかんだで過ごしているうちに
一緒にいるのが当たり前みたいになっていた
ただ、コイツの俺に対する表現が
時々おかしくなるのが、気になるとこではあった
飲みかけのジュースを持て余したから
“飲む?“ って聞けば、 “かずと間接キス❤“ なんて言い出したり
今日の水泳の件もそう
男の裸見て、何が楽しいんだっつーの
とは言え、1年からずっと同じクラスだから
3年になった今は
それにも慣れてしまった
…むしろ、何も言われない方が不自然に感じてしまう位に
うん?
大丈夫か、俺