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今日も明日も

第7章 おくすり

いくら俺でも、翔ちゃんの言葉は強烈すぎる。

そりゃ、いつも3人一緒だし薄々分かってはいたけどさ…

「半分であれなら、1錠飲むとにのはどうなるかな~」

薬の効果を思い出してるのか、翔ちゃんの顔がにやけていた。…そんなに凄いの?


ヤバイ。にののアンナコトやコンナコトを力一杯想像しちゃうじゃんか!

思わず顔が赤くなった俺の手に、ギュッと怪しげなそれを握らせると

「ま、使ってみてよ…」

耳許で囁いて、翔ちゃんは皆のとこに戻って行った。







貰ったは良いけど…そりゃー試したいけど

どうやってにのに飲ませる?

素直に伝えたら間違いなく殴られる。

風邪引いてるわけじゃないから、薬の必要性もない。
…そもそも、あの妖しい色は、どう見たって普通の薬じゃない事くらい、嫌でも分かる。

翔ちゃんはどうやって飲ませたんだろ…


って考えて。

翔ちゃんから飲め、と言われたら逆らえないか

…すぐに結論は出た。





「相葉さん、今日行っていい?」

仕事が終わり、荷物をしまっているところにポテポテとにのが来た。

俺が断るわけないのに、必ず聞いてくるんだ。
今日は無理…って言ったらどういう反応するのかなって悪戯心が沸いたけど、それは絶対にしない。

だって…

にのの事だよ。間違いなく「あっそ」って逆にフルシカトしてくるでしょ。

そうなったら、薬云々の前に長期間お預けになるじゃないか!

「…もちろん泊まってくよね?」

ニヤリとして、精一杯の俺の強気。

「当然でしょ。バカなの?」

赤くなるかと思いきや、あっさり言い放って
にのは自分の荷物のある場所に戻って行った。


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