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今日も明日も

第34章 100%のきもち 2nd


ボタンを外しても、シャツは脱がさないままに
相葉さんの手は胸元をまさぐっている

迷う事なく捉えられた乳首をクルクルと弄び

はぁ、と息を吐く瞬間にそこを摘ままれて
ヒュッと息を飲む

息継ぎさえまともにさせてくれなくて
俺の体は熱くなる一方だった


「固くなってきた…」
なんて耳許で囁かれて、尚もそこを執拗に愛撫されれば

「や…っ言わないで…っ」

恥ずかしさに更に息が上がる


「指だけで感じるんだ…やらしい体だね」

「違…っ」

「こんなに固くして、触って欲しくて赤くなってて…どうして欲しい?」

「いや…っ」

俺から誘ってしまったからなのか

今日の相葉さんは「俺が記憶をなくす前」の
意地悪な時の相葉さんだ

こうなる時は、怖いくらいに焦らされたり
愛されたりと意識が飛ぶまで翻弄される

今も "いや" と言う一言で、ピタリと胸への愛撫を止めてしまって

「や…っなん、で…」

「…だって、にのが嫌って言うから」

揶揄るように、相葉さんは目を細めた

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