今日も明日も
第34章 100%のきもち 2nd
程なくして、相葉さんによって自身にもスパートを掛けられ
「あ…相葉さ…っ…!!」
俺の熱も、相葉さんの手の中に吐き出されていった
動けない体をシャワーで綺麗にしてもらい、
取り替えた新しいシーツに二人で寝転がる
当たり前のようにしてくれる腕枕に頭を預け
心地好いまどろみに浸っていた
「ね…相葉さん?」
「ん?」
「記憶の事…何で……」
相葉さんがふっ、と笑った
「どんだけ一緒にいると思ってんの?」
"見くびるなよ" なんて悪戯っ子みたいな顔をする
そして、腕を引き寄せて
俺の顔を相葉さんの胸にくっつけた
「ちょっとした時にね、"あ、もしかして分かってるな" ってのがちょくちょく見えてたんだよ」
「え……」
「でもね、多分にのは無意識だから気付いてない
…俺だから、気付いたってやつかな」
んふふ、と俺の髪を指に絡ませて
くるくるともて遊ぶ
「そ…なの…?」
「にのが、言わないから俺も黙ってた」